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【ネタバレ注意】リリカルなのはMovie1stを見直してみた

自分でも本当に気持ち悪いレベルです。注意。

なのフェイ祭り。

なのはについて言語化したのはじつは初めてで。ツイートまとめ。

フェイト信者でなのは教です。とにかく注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  なのフェイ1st…もとい…リリカルなのはMovie1st見ました。

 最初はユーノのフェレット形態のポーズおかしいとかフェイトちゃんかわいいぶひぃぃとか思って見てたんだけど、途中から涙腺崩壊が止まらず、しまいには動けなくなってEDが終わってもしばらく微動だにできなかった。

映画館で一回見てBDで一回見ただけだから…3年ぶりくらいか…?

 

 深層意識を洗いざらい暴き出されてもの凄い傷を追った後、綺麗に心が浄化されて…間髪入れずに一から新しい自分を始めることになるというフェイトの激動の物語を追体験することになってすげー消耗した。マジこのまま死んでしまうんじゃないかって

 

 プロジェクト・F…「FATE」の名前を関するプロジェクトから生まれて名を授かったフェイトが皮肉にも背負うことになる運命…フェイトがフェイト自身を乗り越えていくための物語。そのプロローグ。ここから始まるんだよね。フェイトの本当の人生は。。。

 フェイトから見た世界には母親のプレシア、使い間のアルフ、教育係のリニスしかいない。たった3人だけの世界。それがすべて。

 母が研究で忙しいのは彼女なりに理解していたし、もちろん寂しいけれど、自分が頑張れば頑張った分だけ母親を喜ばせることができる。それが何より嬉しかった。いつもアルフがそばにいてくれたから、リニスが寄り添ってくれたから大丈夫。誰かを喜ばせることが彼女にとっての幸せだった。

 そしてその誰かとは他でもない母親のこと。綺麗なこころを持った、本当に優しい子。たとえどんな理不尽なことをされたとしてもフェイトは逆らうことがない。

 

なぜならばフェイトにとってみれば、それすらプレシアの愛だから。関心をもらうことが嬉しかった。無関心でいられることが何よりつらかった。

 

 フェイトが魔法について卓越した才能を持っていたのは先天的な部分よりも後天的な部分…つまり努力によるものが大きいんじゃないのかと個人的には思う。少なくとも無印の9歳時点である程度完成された魔道師足りえるには才能だけじゃ補えない、知識や技術、戦略と戦術が必要になる。

 それらはすべて母親の関心を惹くため…つまり愛して欲しいが故の行動だった。子が親に愛情を注いで欲しいという潜在的欲求…。だからフェイトは全力で取り組んだ。リニスの的確な指導と天賦の才能・真面目さもあいまってメキメキと力を付けた。それは母親への愛が原動力。愛の力。

 

プレシアに見放されるということは、生きている価値が無くなるということで、フェイトにとってはほぼ死ぬことと同義。魔道師として完成することを念頭に置いた生活…他の生き方なんて知らない。生い立ちがすべて母親に集約されている。だから、あのシーンは本当に辛くて涙が止まらない。

 

 もちろん同年代の友達なんていない。…いなかった。今まではずっといなかった。胸の奥では望んでいて。ずっとずっと欲しかったもの。自分では定義できなかった存在…自分のこと何でも気兼ねなく話せる存在…。それが友達だって教えてくれたがなのは。はじめて外の世界で出会った、同い年の女の子。 

だから。なのはの言葉に耳を傾けた。なのはの言葉を信じて、戦った。

魔道師としての自分がすべてのフェイトには他者とコミュニケーションする手段がない。魔法以外には。全力で戦って、全力で受け止めてくれたこと。これはフェイトにとって非常に重要なことだったように思う。

  

「困っている人がいて、助けてあげられる力が自分にあるなら…。
そのときは迷っちゃいけない。」

 

 偶然なのはの手にレイジングハートが渡ったこと。なのはに偶然魔道師として天賦の才があったこと。すべてのタイミングに運命を感じる。

 映画ではなのはが部屋に一人きりでいるシーンが戦闘中に一瞬入るんですけど、あれは原作設定からきていて、家族が家を空けることが多く、なのはまた寂しい思いをしている子供だった。孤独な子供だったという描写なんだそうです。家族と過ごすことの大切さを知っていて、孤独も知っている…。なのはも。

 

 だから。フェイトのことを他人事に思えなくて、ほうっておけなかった。寂しげな瞳の向こう側に、自分の姿を見たから。家族と一緒にいられる幸せを噛みしめ、同時に寂しい思いをしているなのはだからこそ、フェイトのことが気になって気になって仕方なかった。

 

 生来の明るく優しい性格、強い正義感が彼女を突き動かしたっていうのはもちろんあると思う。でも、それ以上に何故かフェイトのことが気になって気になって仕方がなかったんじゃないかって。

 なのはにとっては魔法というのは人助けをするためのツールに過ぎなくて。フェイトを助けることができるなら魔法でも何でも良かったんだと思う。もちろんきっかけはユーノを助けるためだったんだけど。それもやっぱり人助けで。相手とコミュニケーションをとるために必要な努力は惜しまない。

 なのはのすごいところは相手の得意分野に自らが率先して入っていったこと。相手の土俵で勝負しているにも関わらず、対等になる(戦える)までに成長してみせたこと。相手にとってはこれ以上ない誠意を感じるのではないだろうか。つまり

 

なのはのあり方そのものが「魔法少女」であって、彼女の人と関わるときの真っ直ぐな姿勢、”相手の目を見て、名前を呼ぶ”ことが「魔法」そのもの。

この作品が描き出す魔法少女像とは、そんな「魔法」を使って対話のできる存在のことを指すのだ。 

 あああああああなのはさんマジイケメンすぎるんじゃああああああ。

 

友達と言えばもうひとり、バルディッシュ…あいつもずっとフェイトを見守っていたんだよね…。

「 お前も、このまま終わるのなんて、いやだよね?」

の問いかけに

「YES SIR. 」

で応じるところ、やばい。

超絶ボロボロなのにいいいいい。立ち上がるときはマスターと一緒!

胸熱過ぎて僕はもう…。

 

「私の、私たちの全ては、まだ始まってもいない。 

だから、ホントの自分を始めるために、今までの自分を、終わらせよう。」

 ウあああああああああああああああああああフェイト僕が守るよおぉぉぉぉぉ凛とした姿で笑っていて欲しいあああああフェイトぉぉぉぉぉぉ(略)

 

 なのフェイで涙腺崩壊して、プレシアとの回想シーン入ってからは常時涙、最後のリボン交換で前が見えなくなって呼吸も疎かになり死ぬかと思った…。一人で見ると涙が止まらなくてやばいけど…これ見てるところ絶対誰かに見られたくないわ。というか見せられない。

 

そしてなんといってもこのくだり…

「名前を呼んで?はじめはそれだけでいいの。」

「君とかアナタとか、そういうのじゃなくて、ちゃんと相手の目を見て、はっきり相手の名前を呼ぶの」 

 「私、高町なのは。なのはだよ」

 

 「…なのは」

 

「君の手は暖かいね、なのは…」

 

「君の手は暖かいね、なのは…」

 

「君の手は暖かいね、なのは…」

 

「少し分かったことがある。友達が泣いていると、同じように自分も悲しいんだ」

 

「…フェイトちゃんっ!…」

 

ハァハァ…はぁはぁ…

 

 「ありがとう、なのは。今は離れてしまうけど、きっとまた会える。 そうしたら、また、君の名前を呼んでもいい?」

 

「うん…うんっ」

 

 「会いたくなったら、きっと名前を呼ぶ。 だから、なのはも私を呼んで。 なのはに困ったことがあったら、今度はきっと、私がなのはを助けるから」

 

 ここが2期1話「…友達だ」にかかってくるんだ…

最高すぎるだろ…うあああああああああああアアアアアアアアアアア

 

 引用ここまde

 ほんとあらためて見るまでもなくこう

 

 最近の自分のツイートは客観的に見るまでもなく本当に気持ち悪いと思うんですけど、リム・ブロックしないでくれているフォロワーの皆さんの寛大な御心に感謝しています。ありがとうございます!ありがとうございます!

 

おまけ

 水樹奈々NEW ALBUMSUPERNAL LIBERTY

 あの…なんかFATEって曲あるんですよ…。 「You are my fate 変わらない優しい瞳に涙零れそう」 「かけがえのない二人のStory いつだって側にあったんだよね」 とかSS後にすれ違いを経て数年後に再開したなのフェイソングにしか聴こえなくて脳蕩。

 「運命(の再会)」をテーマにした楽曲として成立してるし、プライベートのことなのかな?とファン心理をくすぐる効果はもちろん自分の分身としてのフェイト・テスタロッサ」に向き合った歌にも聞こえるし、俯瞰で見たなのフェイソングにも聴こえるという多重に美味しい歌なんだがなんだこれなんだこ(以下略)

 

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 最近実に百合脳です。原因は二つあります。ひとつは叛逆のBDが発売されたこと。もうひとつは先日出会ったとても嗜好が合う方の存在です。

 前者、叛逆には公開以降ずっと心を奪われています。念願のいつでもまどほむできる環境が手に入りました。そして後者、本当にびっくりしました。好きなキャラやカップリングがこれでもかっていうくらいに一致し、もうほんと運命なんじゃないかってレベルでお話ができて。いい大人が人前でキャラクターへの想いを吐露すること自体、あまり褒められたものではないですが、それ以上に本当の自分を曝け出してしてもなかなか話が合わないっていう諦念があったんですよね。具体的には神無月の巫女とか神無月の巫女とか神無月の巫女とか。自分のキャラクター嗜好は基本的にマイナーだということは自覚しているつもりで、だからこそ、人に話してもいい印象を持たれないのは当然だと考えていました。むしろ、それどころか自分でも気持ち悪いなって感じている部分があります。だから、コアな部分はひた隠しにしながら生きてきたところがあるんです。

 こういうとおおげさに聞こえるかもしれませんが、その方と出会ったことで今までの自分は間違ってなかった、決して間違いじゃなかった。そう思えたんですね。大真面目な話、生きてて良かった。世界にこんなことを考えているのは自分ひとりだけじゃないって。世界でひとりきりじゃないって。そう思えたんです。

 そんなわけで、 今までが偽っていたというわけじゃないんですけど、見たいものを欲望のままに見る日々が続いています。以前よりちょっとだけ素直になれたし、自分にも自信が持てた気がするよ。

 

なのフェイは文学、千歌姫は芸術、まどほむは人生!